灰燼に記す

アイマスPの雑記。不定期更新

【メモ】まどかいしゃく

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10/26

樋口円香さんは虚飾と欺瞞に溢れた世界が嫌いで、それでも生きていく為に夢とか希望とかを押し殺して斜に構えた態度をとっているんだなという感じがする。だから、なんも考えてない透と幼い小糸が好きで、現実を知ってなお足掻く雛菜が嫌いで、そんな世界の一部として虚飾と欺瞞を繰り返す自分はもっと嫌い?そして、年頃の少女の純情を金儲けの道具にする"アイドルのプロデューサー"には、特に無垢であったはずの透をそういう汚い世界に引き摺り込んだ(主観)シャニPには、強烈な敵対心みたいなものを抱いてる。

一方で、そういう偏見とシャニPの善良極まりない人柄とのギャップに苦しんでもいて、絶望的な世界であって欲しいが為に、或いは正しくあろうとしてできなかったことの八つ当たりで、そんなシャニPにボロ出させようとしてる?

 

重要なのは、円香にとって"アイドルのプロデューサー"っていうのは悪の象徴的な存在だから、あれには嫌われないように良い顔をする必要もないし憎しみを向けるのに憚る必要もなくて、だからこそ、あれと対峙している時だけ、彼女の奥底に抱え込んだ絶望感が発露しうるってところですよね。世界にはシャニPみたいなマシな部分があるって何故認めたくないのかは分からないけど、「絶望して自分自身であろうとする」ってやつなんですかね。絶望を直視して戦うことを選んでしまったが為に、無限の責め苦に苛まれてるし、いまさら宗旨替えして逃げ出すこともできない……?

深い深い絶望の淵にいて、救われることすら望めない彼女をどうすればいいのか。風穴見る限り、とりあえずはアイドルとして頑張ることは彼女にとっての救いたりうる気がするけど、それが彼女に何を齎すのかは、俺にはまだよく分からない。