こんばんは、三度の飯より依存体質の美少女が好きなあっしゅです。
いや〜依存って良いですよね！僕は人生で初めて見た深夜アニメが未来日記なので、もうほんとああいうのが大好物なんですよね……
⬆︎未来日記 マジ面白い。漫画も良いぞ
あとefも良いですね……あのメールめっちゃ届くとことか、それをあっさり消されちゃうとことか、公衆電話のとことか……もちろん他の依存要素が絡まない部分も素晴らしい作品なのです。ですけども、私は、ああいうのが好きなんですよね。想い想うがあまりにか、空虚な心を満たす為か、或いはその両方か……ともかく人は人に依存してしまう。依存してしまったが故の弱さであるとか、傷であるとか、そういうのに苦しむ姿と、それを主人公が救うことによるカタルシス……嗚呼、最高、最高ですね。そういうのなんですよな、俺が欲しいのは。
だいぶファンタジーな世界の話になってしまうけど、「とある」のオティヌスと上条さんの関係も最高だよね。新約9巻からの10巻ですよ……後でまた似たような話するけど、オティヌスにとって上条さんって何億年何兆年と生きた数多の世界にあってただ一人の理解者なわけじゃないですか。絶対に替えがきかない存在なわけじゃないですか。そのせいで、いや、だからこそ、迎えたあの結末……いやマジで本当に最高……理解る奴だけ理解ってくれれば良いから多くは語らないけど、マージで良いんだよな……
⬆︎神 そもそも金髪緑眼で眼帯でスレンダーってのが性癖ぶっ刺さりでな……
dans l’obscuritéの記事(Chrono-Lexicaのdans l’obscuritéがヤバい - 灰燼に記す)にも多分ちょっと書いたと思うんだけど、万年非リアクソ童貞(20)が思うに、恋っちゅーのは世界を変えるんですよ。そいつから見える世界が、感じ取れる世界が、何もかもが変わっちまうワケです。「恋とは一過性の精神疾患である」なんて言葉もCMで聞いたことありますし、この認識はそこまで実際とかけ離れてないんじゃないかなと思っています。
(打算と茶番と性欲が渦巻く世界でしかないゾ、みたいな"現実"、私は知りません)
故に、依存する美少女は美しいのよな……肥大して剥き出しになった人間の感情ほど甘美なものは在りませんよ。彼の大魔王ゾーマも「滅びこそ我が悦び 死にゆくものこそ美しい」と言っておられます。そうじゃなくても、花は散るから美しいとか、人生は永遠じゃないから云々とか、よく言いますしね。儚いことは良いことだ、です。
依存体質の美少女には儚さがあります。彼女らの精神状態は大変に不安定で、何かの拍子で簡単に壊れてしまいますし、ちょっとしたことで歪んでしまいます。そんなシャボン玉のような彼女らの心に共感して、ここで1エモポイント。更にそれが救われることで、ここでも1エモポイント。
視点を変えて主人公(依存体質の美少女に依存されている存在)の立場に立ってみると、そこのは自分の欠乏が原因で苦しんでいる美少女が居るわけですよ。そこまで他人に想い慕われるのを、煩わしいと思うか喜ばしいと思うかは人それぞれだと思いますが、私は後者のタイプなので1エモポイント。それに救いの手を差し伸べてやること、好意に対する返礼をすること、これもまた大変に気分が良いものであります。良いことをすると何だか善人になったような気がして、気分が良いですよね。1エモポイントゲットです
というわけで、依存体質の美少女というのは一粒で四度美味しい訳なんですよ。なんなら、神の視点から物語を眺めていても楽しいから五度まであります。
依存というのはなにも、直截的に描かれてなければいけない訳ではありません。我妻由乃のようでなければならない訳ではありません。状況証拠さえあれば良いんです。推定無罪の原則は通用しません。疑わしきは依存、です！
⬆︎依存っぷりが直截的に描かれた人間の図 良いよね……
さて、ここまで長々と性癖大暴露大会をして来たわけですが、やっとこさアイマスの話になります。
私が「状況証拠からして依存体質」であると感じているキャラクターの1人に、エドガーが居ます。「昏き星、遠い月」に登場する、あのエドガーです。一年半前に発売されたCDの話ですので流石に全てをネタバレ全開∩知ってる体でいきますが、彼女はクリスを約束の地への旅に誘って断られた時「どうして……クリス、俺のことが嫌いなのか？」とかほざきやがります。
やーーーーー！！！良いですね！
初手で考える理由がそれですか！はーーー！！！良い！良いですね！！！……まぁ彼女らの関係は少々複雑かつプラトニックなので、上述の諸々に当てはまりはしないのですが、それでも、十二分にエモいですね……。そもそも、ただでさえ身寄りがなく限界ギリギリの暮らしをしていたのがヴァンパイアになってしまい、いよいよ約束の地という幻想を信奉する以外に未来がなくなってしまったエドガーです、唯一の拠り所であるクリスに依存しない訳がないと思うんですよね。
対するクリス、「
良いですね……アイマス公式じゃあ言えないような過去を背負った100歳オーバーの女装少年ヴァンパイアと、幼くして両親を失い、男装して肉体労働に従事して、グレることなくまっすぐに生きて来た少女……この時点でかなり良いのに、エドガーはヴァンパイアになってしまう訳ですよ。こんなんヴァンパイアとしての先輩であるクリスに付いてかなきゃ生きてけないじゃないですか。クリスはクリスで、エドガーが望んだとは言え、彼女をヴァンパイアにしてしまった、自分達の世界に招き入れてしまった責任を感じて生きていく訳です……そして、その果てには絶望しかない。いつか、エドガーが心の底から約束の地の存在を否定した時、それを確信した時、彼女達の旅は終わってしまう。そもそも、道中を動物の生き血だけでやり過ごせるという保証もない。それでも、エドガーはただただ今を生き、クリスは未来に待つ絶望から目を逸らしながら、彼女の旅に同行する……良いですね、共依存的で破滅的で、愛に満ちている……最高……最高だよ……ただ愛がそこにあり、彼女達を繋ぎ止め、今日を生かしているんです、こんな美しいものが他にありますか！？
私はこういう、他に絶対に替えがきかない関係が大好物なんですよ。現実とは違って、クリスにはエドガーしか居ないし、エドガーにはクリスしか居ない。絶対に他の誰かじゃ替えがきかないし、他の誰かじゃありえなかった物語を、2人は紡いでいる訳です。だからこそ、2人が共依存に陥ってしまうのはごく自然な事なんですね。最高ですね。
……何だか、「少年誌のスポーツ漫画からカップリングを見出す腐女子」みたいなもの言いになってしまいました。でも、しょうがなくないですか？ドラマパートの内容が内容ですし、Everlastingも歌詞が歌詞ですし、こういう風に考えて楽しむ俺みたいな野郎が湧くのはしょうがない。しょうがないんです。
にしても良いですね……最高ですよね「昏き星、遠い月」は。グリみたく、復刻イベントやってエドガーとエレオノーラのカード出して欲しいし、欲を言えばTBみたく役っぽい衣装が欲しい。レジェンドナイトアーマーっぽいアレクサンドラと覚醒前のクリスのカードに映ってるような衣装のエドガー……違うデザインでクリスとエレオノーラの衣装……ォォォ……欲しい……ブランエノワール大好きですし、アレで演劇「昏き星、遠い月」をやってくれたミリ6th福岡公演はマジで神なんですけど、それでも何かを求めてしまう……
話が大分横道に逸れてしまいました……とにかく、私はああいうのが大好物って訳です。
で、そんな私の前に彗星の如く現れ、心のユカタン半島に衝突したのが「dans l’obscurité」ですよ……「想像が無限に膨らんでいきます！もう、素敵すぎますよこんなの！ズルいです！」
ですよ、マジで
⬆︎私と同じ反応をする七尾百合子の図(逆)
ここで、更にdans l’obscuritéの話を進めるにあたって、8/8に配信が開始されたフルverを読者各位には是非とも今すぐ聴いて欲しいのです。
- provided courtesy of iTunes
買って💜(懇願)
じゃあ、皆さん買ったという事で話を進めていきますが、いや〜ヤバいですよね！
いやもう本当に……2番以降ダメですよ、2番のサビは特にダメ。性癖に深く刺さって死んでしまいます。心のツングースカが大爆発しています。依存が好きな人間にとって、
ア゛ーーーーー！！！
打ってるだけでヤベエって、ヤバい、ヤバくないですか？情景がありありと浮かんで来ませんか？そこまで想い慕われているのに、そういうセリフを吐かせるって一体全体どういう状況なのって疑問が生まれると同時に、解答が浮かんで来ませんか？「単に飽きて捨てられそうなだけ」だという現実的なルートとか、「心が壊れてしまい、なんとしても逃すまいと彼女(三人称)に暴力を振るうとか監禁するとかしてしまってる」みたいなルートとか、「(百合子の作った設定を汲んで) 自分を誘拐した何者かにストックホルム症候群的なアレで強烈な恋慕の情を抱くに至ってしまい自分を見失ってしまった」みたいな非現実的なルートとか、無限に思いつくじゃないですか。どうあがいても依存、最高ですよね。早くドラマパートとc/wを聴かせておくれよ。
細かいことは置いておいて、ああいうセリフを吐くほど誰かを愛している、彼女達の依存っぷりにエモを感じますよね。ああいう状況を描いた作品に触れたいし、ああいうセリフを言いたいし、ああいうセリフを言われたいですよね。誰かをあそこまで病的に愛する物語はきっと耽美で、ああいうセリフを言うキャラクターは誰かを深く愛していて、そして、言われる側のキャラクターは病的に愛されている訳です。
愛、良いですよね。そうでなくとも私は、例えば「森島はるか(アマガミのヒロインの一人 めっちゃ可愛い)に振り回されたい……」みたいな、好きな人間の世話というか後始末というかをして願望を満たすというような、そういう行いに強い憧れを抱いています。それもまた依存だよね。
だから、dans l’obscuritéに描かれているようなシチュエーションは刺さるんすよ……俺も2次元の美少女に生まれてたらああ言うセリフ吐きたかったわ……
良いですよね……なんか上手く言語化できてないですけど、多分それが「耽美！頽廃！ゴシック！」の世界観なんでしょうね。俺は今、頭でではなく魂で、それを理解しました。
マジで、dans l’obscuritéはマジで良いから、全人類聴いてくれ。触れてないけどCパートもマジで良い。妄想が無限に広がる。俺は優しいから、そこはお前らの楽しみにとっておいてやったわ。だから聴け！dans l’obscuritéを今すぐ聴け！！
今すぐ！買って！！聴け！！！
というように、どえれー勢いで性癖を大暴露していたら2時間近く経過していた訳であります。あな恥ずかしや。でも良くないですか、依存。
人間の感情の極致、愛の極北だとは思いませんか。人間の不完全性の生む芸術だとは思いませんか。「月は欠けているからこそ美しい」のであれば、「花は散るからこそ美しい」のであれば、「人は狂気に飲まれてこそ美しい」とは言えないでしょうか。不完全性が事物の本質を剥き出しにして、同時にその不完全性は脆さや儚さを想起させ、それが貴方の心を惹きつけてやまないということはありませんか。
良くないですか、依存。
私の好きな歌の一節に「翼を切り落として 愛を繋ぎ止める不器用な君 『誰にも渡せない』と 叫ぶ声が哀しい 鎖を外しても此処に居るのに」という歌詞があります。最高ですよね。最高だと思えた貴方はきっと、私の思う依存の良さを理解しているのだと、理解してくれたのだと、思います。最高だと思わない、別に何も刺さらんって人は……貴方が分かってくれなくて残念です。残念ですけど、こういうのが好きな人間が居るって事を知ってくれたら嬉しいです。
これ以上やると、いよいよ私の銀行口座の暗証番号以外の全てが露わになってしまいそうなので此処までにしておきましょう。私のもう一つの性癖である「造られた存在であるが故に知識はあるが常識が足りない系美少女」の話も近いうちに出来たらなぁと思います。
終わりだよー
