灰燼に記す

アイマスPの雑記。不定期更新

Chrono-Lexicaのdans l’obscuritéがヤバい

オイ!オタク!

   Chrono-Lexica

        dans l’obscurité

はもう聴いたか!?

聴いてないなら今すぐ聴きな!聴いたなら俺の話を聴いていけ!!!

 

えーもう大☆興☆奮状態であります。とりあえず読んでる人間は歌詞を把握してる前提で曲を聴いてる前提で行くわよ行くわよ行くわよ

 

まずティザーで公開されてた後の部分からだけど、

かっこよすぎない?かっこよすぎない?

あのなんかギュルギュルギャンギャン鳴ってるあの感じ、家庭の事情で多感な時期にGRANRODEOを聴いて育った俺にはもう心地よいわ昴ぶるわもう、もう……ですよ!

んな事ぁどうでもいい!歌詞!歌詞の話をしましょう!俺の推し作詞家であるところの中村彼方さんのお書きになった詞を読み解いていこうじゃないの!

 

俺の解釈だけ見たいって人は下の方にある

デカい文字の「ここから俺の解釈」まで行ってください

 

ティザーにもあった部分では「ジュテイム」を「呪いの言葉 」と評しています。曲名や歌詞の他の箇所でもフランス語が用いられている事から、この「ジュテイム」は「Je t'aime」、フランス語で「(私はあなたを)愛している」ととるのが自然でしょう。この時点ではまだ(?)、悲恋を激しい曲調で歌ったのかな〜と言った感じですが、次のロコのパートからおかしな事になり始めますね。

 

『光あれ』」、おそらく日本であっても誰も説明を必要としない程度には有名なフレーズでしょう。さっきまでラブソングだったのに、気がついたら 創世記 ジェネシス が始まっていた……何を言っているのか分からねーと思うが以下略。

とりあえず、「あなた」なる存在が天地創造をしたらしいです。次行きましょう。

 

百合子のパートでは「あなた」が「命を与えた」世界に「文明」が生まれ「血塗れながらも」「ひとりでに」栄えた事が歌われています。(これ歌詞ほぼそのまま載っけてるな……まぁいいか) 旧約聖書で「」といえばアベルの血が神さまにカインに殺されましたって報告する話が想起されるところですが、おそらく関係ないでしょう()。私の解釈はまとめて後で書くので、ここはひとまず飛ばしましょう。

 

次が瑞希と杏奈のパートですね。瑞希は「歴史の見守り手」らしいです。そしてその「歴史の見守り手」か、あるいは今までの場面を歌っていた存在か、(これらが同一存在の可能性もありますが)が「一から百すべて」「書き綴った闇」が空を覆うらしいです。

しかしまぁ、謎の多いパートですね。瑞希が一人で「覆うの」と歌った後、瑞希と杏奈の二人で「覆うまで」と歌われています。これが、二人の歌唱パートが誰目線からなのかの理解を難しくしているように思います。「書き綴った」は瑞希と杏奈2人で歌っているので、杏奈も「歴史の見守り手」だとは思うのですが、だとすると「覆うの」と「覆うまで」で区別されてる理由がよく分からないですし、かといって2人が別の存在だとすると、「歴史の見守り手」と共に歌う意味が分かりません。難しい。もしかしたらハナからめちゃめちゃかもしれませんしね、もう何も分かりませんよ……。

とりあえず、直前の百合子のパートで、ロコのパートで生まれた世界に文明が生まれてどうこうと歌っているので、ここでは今までのパート歌ってる奴全員「歴史の見守り手という事にします。

書き綴った闇」とは何を指すのでしょうか?

それが空を覆う?旧約聖書キュビトが出て来るところまでしか知らない(ここは笑うところです)ので、私にはこれが今まで通り旧約聖書に由来するのかが分かりません。こういう時に、己の教養の無さを恨みますね。いや、恨むべきはキュビトの時点で読破を諦めてしまった意思の弱さですね……

旧約聖書由来でないと仮定しても、やっぱりよく分からないので次に進みましょう。

 

サビです。かっこいいですね。「aime-moi」は「私を愛して」の意です。ロコパートで天地創造した「あなた」のせいで「荒れた大地」「枯れた小川」が創り出されたらしいです。それに関して、「誰がこんなにしたの」とか言いつつその前に「分かっているでしょう」っていってます。「あなた」が全部悪いらしい。最低だな。文明の発展は血塗れだし、空は闇に覆われてるし、自然もめちゃめちゃ……天地創造初心者か?1回フラットでマイクラやったら?

続く「ta mémoire」は「あなたの記憶」。その後続く歌詞から、歌い手の存在と「あなた」の間にはただならぬ関係があったらしい事が伺えます。そして「温もり残るこの牢獄で私を繋ぐ愛しい鎖の鍵 -ジュテイム-」……そういえばティザー時点で公開されてたMVの最初ではみんな鉄格子の向こうに居ましたね。そして「逃げ出すつもりはないわ」と歌っていました。まあ直後に「ジュテイム」つって出て来るんですけど() いや、「ジュテイム」が鍵ならそれで鎖が解かれるのは分かるんだけど前言撤回まで早過ぎる……分かんない……そもそも鎖解いて出て来ちゃったら歌詞と違っちゃうんだよな。あと誰の「温もり」だよ、他に誰かいたのかそこに。あるいは「牢獄」とは何かのメタファーなのか……解釈は後で書きます

 

で最後、ここも分からん。「は闇」ってなんだよ……「『光あれ』」っていってた頃の「あなた」はどこに行ってしまったの?せっかく創った光、失くしちゃったの?「救いだして」とか言ってるけど光さん誘拐されてない?大丈夫?

 

 

やー、最後まで訳わからん歌詞でしたね攻めた曲調のラブソングかと思ったら旧約聖書ですよ。何が起きたんですか、こんな責めた賛美歌ねえぞ、っつーか賛美してねえ!創造主にダメ出ししまくりだぞこれ!

……ってなった貴方に私なりの解釈をお伝えします。

 

  • ここから俺の解釈

私は、これはラブソングだと思います。ありふれた……かは分かりませんが、特段珍しくもない恋愛を歌った歌だと考えました。つまり、

歌詞中の「あなた」は歌い手のする相手だという事です。これと、旧約聖書に載せて恋を歌ったのだという二つの前提を踏まえて歌詞をもう一度見ていきましょう。

まず『光あれ』」は告白のメタファーととっていいでしょう。それにより「世界に命を与えた」、つまり恋が始まったという事でしょう。ここで交際ではなく恋としたのは、続く百合子のパートで歌われている文明の様子を、歌い手の恋心だと解釈したからです。「ひとりでに栄えたわ」、私は交際経験ないからアレですけど、実際告白されたら嬉しいし相手のこと好きになっちゃうもんなんじゃないですか(ただし美男美女に限る)。しかし、彼女の中で想いが肥大化していく一方で血塗れと形容されるような事態も起きている様子……これは猟奇的な愛とかじゃなく、疎遠になることもあったけど〜みたいな、よくある話だと思います。

 

で、次が問題なんですよね。あんみずパートはマジでどう解釈したら良いのか分からない……一応、最初のロコパートと最後から、を告白された当時の純真無垢な自分、それと対をなすは 時間が経ち「あなた」の好意が不安になった今の自分と解釈すれば、空__「あなた」の創った世界、即ち歌い手の恋心__を覆い尽くす闇について説明が出来ると思います。

歴史の見守り手」とは状況/過去を俯瞰してみている自分……とかでしょうか。人間、自分を悲劇のヒロインにしようとしがちですよね。わかる。

 

サビの前半は不安になった歌い手の「愛して」という魂の叫びに始まり、恋に浮かれていた自分が「あなた」の好意を信じられなくなってしまった事、恋心も色褪せてしまったという事、それもこれも「あなた」が愛してくれないせいなのという事が歌われ、後半では「貴方の記憶」を、「運命」__恋が始まった日__を思い出してと歌われます。そして、恋した当時の「あなた」の温もりの残る恋心が、「あなた」の言った「愛してる」の一言のせいで捨てられない……そう締めくくります。

牢獄とは逃げられない空間の象徴であり、鎖とは牢獄を牢獄たらしめるものの象徴。この歌の中では、空間とはイコール恋心です。私はそう考えたので、上のように解釈しました。

 

いやー、なんというか、強烈ですね。メンヘラ度200%って感じですよね。お前は捨てられたんだよ、察しろよ、もう忘れて次行こう、な?世の中には男なんざ星の数ほどいるんだからさぁ。

……という言葉をかけようもんなら喉元かっ切られるんじゃないかという"圧"を感じるのが最後のパートですね

 

さっきまではあんな激しく「愛して」と「思い出して」と、それでも恋心を捨てられないと歌っていたのに、今度はものっそい優しく「」も「」も、「あなた」が「救い出して」とか宣う訳ですよ。怖ぇーよ!執着心ぱないなお前……「わたしにはあなたしかいないの……」とか泣きながらすがりつくタイプでしょ絶対。

……俺は好き()

 

つーわけでウダウダと、誰でも思いつきそうなことをウダウダと書き連ねてみました。もし楽しんでいただけたとか、この発想はなかったとか、あるいは「俺はこう考えたんだが??ドンロビエアプか貴様」とかあったら、気軽にエアリプなりなんなりください。語り合いましょう

 

イベントコミュとドラマパートで答え合わせするのが楽しみですね!