灰燼に記す

アイマスPの雑記。不定期更新

ウマ娘になって欲しい競走馬n選 第1弾 天馬と貴公子編

 

 

ういっぽ~~~

あっしゅです。ウイポプレイヤーの挨拶です。

本当です。

 

皆さん、ウマ娘は好きですか?

私は大好きです

特にメジロマックイーンちゃんがいいですね……しかしアグネスタキオンも捨てがたく……いやでもテイエムオペラオーも……

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↑俺の愛バ

 

......などと悶え、狂ったようにアプリ ウマ娘をプレイしていたのも約半年前。

私は好きになったウマ娘のモデルの競走馬に関して調べているうちに、競馬の虜になってしまいました

夏に買ったウイニングポスト9 2021は最高!
放置している時間込みで、1600時間以上プレイしています。助けてください。

 

今回は、そんなウマ娘から競馬にハマったニワカ競馬ファンの私が、

ウマ娘に登場して欲しい競走馬」

について書きます。抑えきれないのよ、競走馬の話をしたい気持ちが。

重視するのは既存のウマ娘との関係性。無視するのは実現の可能性。

書いてないと突っ込まれそうなので書いておきますが、馬齢表記は現在のものです。

御託はこれまでにして、いっくよ~~~

 

 

トウショウボーイテンポイント


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トウショウボーイテンポイントは共に1973年生まれのオスの競走馬。ウマ娘化している競走馬では最年長のマルゼンスキーの1年先輩にあたる、昔の馬です。

この2頭の推せるポイントは3つ!

 

アツいライバル関係!!

対照的な末路!!

夢の3強対決

 

まず①のライバル関係。この2頭は同世代で同性なので、当然、クラシックで覇を競い合うわけです。

初めての対戦は76年の皐月賞。ここまで3戦3勝、関東の雄、”天馬”トウショウボーイ

対するは、ここまで5戦5勝、関西の雄、”流星の貴公子” テンポイント

すでに注目されていた両頭の激突は彼らの頭文字をとって「TT対決」と呼ばれ大いに盛り上がりました。

しかし、厩務員組合がストライキを起こして思うように調教が進まないという、時代を感じさせるトラブルが災いしたか、テンポイントトウショウボーイに5馬身及ばず2着に破れてしまいます。

 

ダービーではまたしてもトウショウボーイが先着するも勝ち馬は別にいて、菊花賞ではついにテンポイントが先着するも、また勝ち馬が別にいて……

 

トウショウボーイが上っぽいけど、煮え切らない。そんな2頭の力関係に答えを出したのは、76年の 有馬記念でしょう。

名だたる古馬を抑え、3歳馬にして1番人気に支持されたトウショウボーイは、なんと当時の日本レコードで楽勝2着はテンポイント

有馬記念史上初となる3歳馬によるワンツーフィニッシュにより、この2頭が抜けた力を持っていること、そしてトウショウボーイの方が一枚上手であることが示されたように思います。

 

しかし、テンポイントも負けっぱなしじゃいられない。年が明け、トウショウボーイが休養している間に京都記念鳴尾記念天皇賞(春)3連勝!

やっとこさ復帰してきたトウショウボーイとの対決の場は、真夏のグランプリ 宝塚記念。当然一番人気はテンポイントですが……

1着はトウショウボーイテンポイントは2着。彼はまたしても天馬の前に屈することとなってしまったのです。

いろいろあって、冬。トウショウボーイは年内の引退を表明し、有馬記念をラストランとしました。当然ここにはテンポイントも出走します。

ここでまた負ければ、テンポイント

トウショウボーイに勝てなかった馬」になってしまう……

そんな最後のレース、77年の有馬記念がこれですよ

 

スタート直後からトウショウボーイテンポイントの2頭が先頭を走り、ほとんど一騎打ちのような恰好で、結局誰にも抜かさせないままゴール板まで駆け抜ける。

このレースの勝者の名は……テンポイント

貴公子はついに、ついに天馬を下したのでした

 

この稀代の名勝負は「JRAのかっこいいCM」として有名なもののひとつ、2012年のTHE WINNERでも取り上げられています。

めちゃくちゃかっこいいんで見て欲しいですわ

 

 

 

そして②の対照的な末路。

有馬記念で引退したトウショウボーイ種牡馬となりました。最初こそ人気がなかったらしいのですが、2年目の産駒からウマ娘化もされている三冠馬ミスターシービーを送り出します

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はよ実装してくれ

 

ちなみに、父内国産馬(父が国内産だということ。なんで内国?)の三冠馬は当時としては史上初であり、次に出てくるのは2011年に三冠を達成したオルフェーヴルだから、結構すごい……かもしれない。

他にも、ダイタクヘリオスと関連が深くアニメでも存在が匂わされてるダイイチルビーも、トウショウボーイの産駒ですね。マジで実装してくれ......ウマ箱2の特典小説かなり良かったね。

 

現代ではトウショウボーイの直系は廃れてしまい、牝系でも目にする機会は少なくなりました。しかし、彼が私たちの心に刻んだ蹄跡は決して消えることはないでしょう。

 

 

そういう話をすると、より心に残る、いや、残ってしまうのがテンポイントである。

テンポイント有馬記念の後も現役を続け、翌年には本場イギリスへの挑戦をするということになっていた。しかし、その前に地元関西のファンにその雄姿を見せようということで、京都で行われる日経新春杯に出走することに決めた。ここでは66.5㎏という酷量を背負わされることになったが、67㎏以上ならやめようと考えていた陣営は出走を決めた。(現代では負担重量が57kgを超えることはあんまりない。負担重量の決め方はよく知らないので、気になる人はググってください)

(現在からみれば)常識外れの負担重量でも、テンポイントは先頭をひた走る。

結果は......競走中止テンポイントは第4コーナーをまがったあたりでひどい骨折をして、レースどころではなくなった

 

ウマ娘にもライスシャワーサイレンススズカが登場するので知っている人も多いだろうが、基本的に走れなくなった馬は殺処分される。これは何も日本中央競馬会が非情なわけではない。ウマという動物の体の仕組みとして、走らなければ全身に血液を巡らせることができないし、負傷した足をかばっていてはほかの足の負担が増し、次のケガを生む。だから、走れなくなると治すことはできない。殺してやることしかできない。

 

しかし、そんな事実を受け入れらないのが人の性でもある。

「なんとかしてテンポイントを助けたい」

その一心で、翌日に大手術が行われた。獣医師33人のチームを結成したというんだから、事の大きさが窺い知れる。テンポイントはこの大手術とつらい術後の数日を乗り越え、一時は回復したかに見えた。しかし、半月ほどたったところで様態が急変する。

テンポイントはみるみるうちに衰弱し、雄大だった馬体は大きな犬かというほどに痩せこけていった。

そして骨折から42日後、テンポイントは死亡した

 

もし彼が無事だったら、イギリス遠征が成功していたらどうなっていたろか。彼の子供たちはターフでどんな活躍を見せてくれただろうか......

この馬を前にすると、私はそんな儚くてありきたりな感想を、抱かずにはいられない。

 

 

流石にテンポイントと比較する気はないが、ここにもう1頭、ケガのせいで実力を十全に発揮できなかった馬がいる

彼の名はマルゼンスキートウショウボーイテンポイントの1つ下の世代であり、スーパーカーの異名をとった舶来の怪物である。

 

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彼の競走能力は、それはもう正に世界レベルであったわけだが、外国で妊娠した馬を買ってきて生まれた馬(持ち込み馬)であったためにクラシックなど大レースへの出走が叶わないでいた。そんな彼でも走れる大レース、それが年末のグランプリ 有馬記念

実際、マルゼンスキーは3歳時の有馬記念____77年の、トウショウボーイテンポイントが死闘を繰り広げるあの____に出走する予定であった。生まれつき脚部に問題を抱えていたマルゼンスキーは健康上の問題から結局これを回避し、そのまま引退してしまうわけだが……

もし、彼がトウショウボーイテンポイントに挑んでいたとしたら、どうなっていただろう

いつものように誰もかれも置き去りにして、悠々と先頭を走っていただろうか。それとも三頭が先頭を奪い合うレースになっていただろうか。あるいは、TTはマルゼンスキーすら突き放して一騎打ちを始めただろうか。

それは、誰にも分らない。

 

......

 

分からないからさぁ!!!!

ウマ娘に欲しくね!?

叶わなかった3強の対決、見たいよなぁ!?

現状マルゼンスキーさんはライバルらしいライバルがいないし、実装してくれてもいいと思うわ。

マジで。

 

 

 

もしウマ娘化するなら?

ここからはキモオタ爆発

ウマ娘トウショウボーイちゃんテンポイントちゃんがどういうキャラクターだった嬉しいかを考えます

まずトウショウボーイちゃん、名前の「ボーイ」が気になりますね。安直にボーイッシュな容姿でいいでしょうか。モデル馬に血縁関係があるから容姿が似ている……という傾向はあんまりないですけど、ブライトのモフモフっぷりにマルゼンスキーを感じて喜んでるオタクも割といたので……イメージは茶髪ショートのミスターシービーでしょうか。


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メジロブライト(左)の、母の父がマルゼンスキー(右)。他にも母父マルゼンスキーはライスとチケゾー、あとスペが居るけど、モフいのはブライトだけだね。

 

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さっきも貼ったミスターシービー。茶髪ショートを想像するとかなり......かなり好きかもしれない。

 

 

他にビジュアル面でいうと……天馬だから、勝負服に翼は生えてて欲しいですよね。あとは天馬のイメージを聖闘士星矢っぽい衣装で表現するか、トーガみたいなの着せてマジのギリシャに寄せるか……テンポイントの2つ名が"流星の貴公子"であることを考えると、あっちは貴族風にしたさもありますし、牧歌的な印象を与えるトーガの方が良いかも

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Wikipediaより、トーガの画像。走りにくそ〜んでもって言うほど牧歌的でもねぇ〜

 

あと性格面ですけど、これはかなり都合のいい話があります。トウショウボーイ種牡馬となったあと、低い種付け料と高い勝ち上がり率から中小の生産者から崇め奉られ「お助けボーイ」と呼ばれたり、「神様より尊い存在」とされたりしていたそうです。こんなんもう、もうじゃん。めちゃくちゃ人助けしてんじゃん。

ここまでだとショタっぽいけど、マルゼンスキーのライバルにしたいし、競走馬トウショウボーイは入厩時で500㎏を超える大型馬だったらしいから……ただのイケメンになっちゃうかもな。もしかして俺の趣味が出まくってる?

馬の方の性格の話をしますと、実は彼には「馬体を併せられると怯む」という弱点があったようで、実際ダービーではそこを突かれて穴馬クライムカイザーに屈しています。これは「実は人見知り」あるいは「昔は人見知りだった」みたいな設定に落とし込めそうですよね……

いいじゃん、どんどん可愛くなってるね

 

ここまで書いててなんですけど、実はもうウマ娘のアプリにトウショウボーイみたいなやつって出てるんですよね。ビジュアルは一切ないけど。

となると、なんか出なさそうだよな~~

 

 

一方のテンポイント、美しい流星とぴかぴかの栗毛から”流星の貴公子”の異名をとってたというんですから……こんなんパツキンのお嬢様キャラに決まってますよね。栗毛は明るめの茶髪がちだけどな。さっきちょっと書きましたけど、テンポイントもかなり大型の競走馬だったようなので、まぁ~こっちもロリっぽくはならないでしょうね。

勝負服も、貴公子感を出したいな~というのはあるのですが、テンポイントに関しては他にも見逃すことのできないキーワードがあります。それは「亡霊」。彼の母方の祖母クモワカは、馬の致命的な伝染病(伝貧)に感染しているとして殺処分を命じられるのですが、どう見ても元気そう。なので、あの手この手で殺処分を引き延ばし、半ば密輸のような恰好で北海道へ送り、それでもいちゃもんをつけられたので健康を証明して、無事に繁殖牝馬になることができた。このことからクモワカの子孫は「亡霊の子」「亡霊の孫」と言われたりしたらしいです。この「亡霊」要素は活かしたい。いい案思い浮かばんけど。

あるいは、その名の由来が「(新聞の活字の大きさが8ポイントであったから)10ポイントの活字で報道されるような馬になって欲しい」というところから着想を得て、もともとは新聞記者を差した言葉らしい「無冠の帝王」とひっかけた、ルドルフみたいなごちごちにイカツイ格好なのもいいかもしれないですね。オペは配色が愉快過ぎる。ちょうどクラシック1個も勝ってないから、馬の方に「無冠」要素があるのも綺麗。

 

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でも実際の勝負服の配色はオペっぽいんだなぁ

 

馬のテンポイントは賢かったたらしいし、先述の新聞の話もあるし、校内新聞書いてたりするかもな……じゃあメガネっ子でしょ?

良いですね、良いですね、こっちもどんどん可愛くなって来てる。俺に一切の画力がないのが惜しいわ。

 

 

 

 

いかがでしたか?で〆るのも陳腐化してきたな……

本当はかなりしたいんだけど、グリーングラスカブラヤオーテスコガビー先輩の話まですると一生終わらないしまとまりが無くなるので泣く泣く省きました。

 

次は誰だろう、97世代か01世代かな~~~