馬の血統の話がした過ぎる!!!!!
シルバーダイヤの血統表 | 競走馬データ - netkeiba.com
6/5(日)東京5Rより、シルバーダイヤ
父シルバーステートは一旦置いておいて、注目したいのは母系。日本に馴染み深いところではアーモンドアイやカジノドライヴ、その他にも洋の東西を問わず活躍馬を多数輩出する名牝系、Best in Show系に属する。
母父Cape Cross、母母父Irish Riverはともに欧州の名マイラー。日本の競馬には馴染みのない名前かもしれないが、Cape Crossは欧州史上最強レベルのSea the Strasや日本でも好走したOuija Bordを、Irish RiverはアメリカのGⅠ馬で日本で種牡馬としてそこそこ活躍したパラダイスクリークなどを輩出。少なくとも悪い血統ではない。
Cape Crossの血統表 | 競走馬データ - netkeiba.com
Irish Riverの血統表 | 競走馬データ - netkeiba.com
母母母父Northfieldsは知らない馬だけど、Habitat(ニホンピロウイナーの父父)の半弟。そして5代母Best in Showと掛け合わされているのは、イギリス2冠馬にして名種牡馬のSir Ivor。
Sir Ivorの血統表 | 競走馬データ - netkeiba.com
古今の欧州を彩る名マイラー(?)の血に、日本の快速馬シルバーステートが加わる形になる。
シルバーステートの血統表 | 競走馬データ - netkeiba.com
また、2代母Remote Romanceは父Irish Riverだが、その母AvianceにIrish Riverの父Rivermanを掛け合わせた3/4同血の姉Imperfect Circleは、Nureyvとの間にこれまた名マイラーのスピニングワールドを生んでいる。
スピニングワールド | 競走馬データ - netkeiba.com
Nureyv感のある馬が足されている訳ではないが、名牝系な上に既に活躍馬が出ている枝だというのは好材料だろう
Turn-toの多重クロスについても触れねばなるまい。父シルバーステートに目をやると、父系と母父系は共にHail to Reason系だが、その父はTurn-to。加えて、ディープの母父Alzaoの更に母父はSir Ivorであり、この父Sir Gaylordの父がTurn-to。
母ルドラの血統を見ると、父父Green Desertの母父と母母母父にSir Ivorを見つけることができる。前述の通り、父父Turn-toだ。
ルドラの血統表 | 競走馬データ - netkeiba.com
付け加えておくと、母母母父Northfieldsは種牡馬実績のあるHabitatの半弟という話をしたが、HabitatもSir Ivorと同じく父にSir Gaylordを持つTurn-to系の馬。血統になんかHabitatみがあるのは嬉しい......かもしれない。早熟性凄そう、知らんけど。
最近話題の父サンデー系×母父キングヘイローも、キングヘイロー自身が強烈なTurn-toのクロスを持っているし、Turn-toモリモリの血統構成は悪くないと思う。
キングヘイローの血統表 | 競走馬データ - netkeiba.com
あとは......実はTourbillonが結構入ってるのも面白ポイントだったりするのかな?母系はCape CrossとIrish Riverの母父が共にKlaironを介するTourbillon系で、父シルバーステートも母系の奥〜の方に2本(?)Tourbillonが入ってる。
このSilver Hawkの母系の奥〜にいるCoarazeは面白いね......DjebelじゃないTourbillon直仔の時点で珍しい気がするし、母Corridaも凱旋門賞連覇のウルトラ名馬じゃないですか.....
パッと見は欧州の血が強いように見えるけど、日本でもやってけそうな雰囲気はあるなぁと総括。
適当に新馬戦の出走馬見たらめちゃくちゃ面白い馬がいたので発作的に書いてしまった。続くのかは未定。